タイムシェア関連のご相談をよくいただきます。

当事務所では海外の不動産売買はできないので、ご提供できるのは名義変更や権利放棄の契約書の署名手続きのサポート業務となります。

よく読まれている過去記事はこちら↓

ロングステイアドバイザーの横山です。 ここ数年間訪れる機会がないのですが、私はハワイが大好きです。 30代前半の頃は、ハワイに住めたらどんなに良いだろうと本気で思っていました。 積極的に行動しないまま年をとった今でも、チャンスがあればまたハワイに遊びに行きたいです。それもで...続きを読む

ご相談事例1

つい先日も、「所有するタイムシェアの管理費用が負担なので手放したい」というご相談がありました。

お客様は権利放棄をご希望だったのですが、ヒルトンやマリオットなどのブランドや地域によって要件が異なり、権利放棄の制度が無い場合があります。

手放すにはご家族や友人に譲渡するか他のオーナーに売却(リセール)せざるを得ず、買い手を見つけなくてはなりません。

その上売却のための手数料はもちろん、名義変更や登記の費用がかかりますので、損失が出るのは必須と思われました。

英語もあまり自信がないとおっしゃるお客様に、当事務所と提携のある海外不動産のコンサルタント(日本在住)をご紹介し、米国の不動産エージェントとの仲介に入ってもらうことをご提案しました。

損失が出てもリセール希望

お客様としては、多少の損失が出ることは想定内のようでした。

ご提案に対し、不動産コンサルタントを介してのリセールをご希望されました。

それくらい、この先も管理費を払い続けることを負担に感じていらしたようです。

実は当事務所にご相談くださる方の多くが、この「管理費」について言及されます。

タイムシェアを利用することで管理費を払っても「合う」と思って購入を決めるものの、実際に利用する場面では、なかなか思い通りにいかないようです。

管理費が合わない

まず、タイムシェアを利用できる日に、ご自身が渡航できるかどうかの日程調整があります。

そして、当然ですが渡航費用もかかります。

当初はご家族で利用するつもりでも、お子様が成長したり転勤があったりと、家族の事情は変わる可能性があります。

ヒルトンやマリオットは大きなホテルグループですから、タイムシェアを利用できなくても他の地域のグループホテルに泊まることもできるのですが、国内では数が限られていたり、海外もホテルのランクの高低があったりと、販売側の説明どおりに消化できないようですね。

ご相談事例2

事例1に続くように「タイムシェアを所有しているものの、ライフスタイルに合わなくなって権利放棄したい」というご相談がありました。

事例1と同様に、ご家族や友人に譲渡するか他のオーナーに売却(リセール)されることをお勧めしたところ、お客様のご認識では、数年間意図的に管理費を払わなければ物件が没収され、オーナーとしての義務が消滅するとのこと。

なるほどそういうルールもあるのでしょうが、物件が没収されるまではお客様側の「債務不履行」状態が続くことになります。

この件について、米国不動産エージェントのコメントをもらいましたので、下記のとおりご紹介いたします。

管理費の未払いが続きますと、ヒルトンは物件を差し押さえて没収、競売によって別のオーナー様に権利を移すことを行います。

この場合のデメリットに関しましては法的なことに関するご案内はできませんが、 一般的に当該物件の差し押さえ以外に日本の資産などが差し押さえられることはございません。

また、米国への入国ができなくなることもございません。

ただし、将来的に米国への移住や米国不動産の購入を検討されている場合、どういった形で差し押さえられた情報が記録として出てくるか不明ですので、 そういったご予定があるお客様に関しては、管理費の未払いを清算して、売却をされた方が良いです。

余計なお世話かもしれませんが

実はタイムシェアの市場は売りたい人が多すぎて、買い手を見つけるのは簡単ではないそうです。

タイムシェアの業者にとってハワイにくる日本人は良いお客様だと思います。

しかしながら購入時の様々なサービスに対し、手放すときのサポートの薄さや手続きの大変さを目にすると、タイムシェアの販売は買い手側により慎重さが求められるビジネスモデルだと思います。

ついつい購入してしまった方も、重責=ストレスを抱え込まないことをお勧めします。

後から気が変わるのは当たり前として、直後であればクーリングオフの制度もありますし、何年か利用した後にリセットしても良いのではないでしょうか。

どんな付き合い方をしても、楽園は楽園としてあなたを待っていてくれるはずです。

 

本記事の無断複製、転載、転用、配布は、固くお断りいたします。

最後までお読み頂きありがとうございました。この記事が参考になりましたら、この記事を共有していただけると嬉しいです。
Share on Facebook
Facebook
0Tweet about this on Twitter
Twitter
Email this to someone
email