COVID-19の感染の影響を考慮して、在日米国大使館および領事館は、3月19日(木)より一部の面接業務を停止しています。

これは本国のCDC(Centers for Disease Control and Prevention)の勧告を受けた、国務省の指示によるものです。

1週間経った3月26日(木)現在、米国は米国民に対し、全ての海外渡航の中止を勧告しています。

日本人観光客の多いハワイ州でも行動制限が行われており、「自宅待機」と「在宅勤務」命令は、3月25日(水)から4月30日(木)までに及びます。

自宅のない観光客等はホテルに待機せねばならず、今年のGWにハワイへ旅行する計画は、現状では中止せざるを得ないでしょう。

非移民ビザ申請の現状は?

大使館や領事館での非移民ビザ(観光、留学、就労など)の面接は、一時的に停止されています。

3月19日(木)以降に入っていた予約はすべてキャンセルされ、再開の日程も示されていません。

緊急に渡航する必要があると大使館側が認めた場合は面接してくれるようですが、個人的な理由では認められないでしょう。

面接だけでなく、公証などの領事業務もストップしています。

USCIS(米国移民局)の現状は?

就労ビザの申請を受け付けるUSCIS(U.S. Citizenship and Immigration Services)も、3月18日(水)から4月7日(火)まで、来庁者に対する接客業務を停止しています。

公衆と直接接触のない業務は継続しているとのことで、大使館同様、緊急の案件には対応する姿勢ではあります。

USCISのHPはこちら

どうすればよいの?

新規にビザ申請をしようとしている人は、ひとまず様子見するしかないでしょう。

お困りになるのは何らかのビザを申請中で追加書類のやりとり中だったり、面接を一回キャンセルしたなどの申請中の方かと思います。

当面、メールやFAX、郵送による書類のやりとりは受け付けており、こちらは問題ないようです。

またB1/B2ビザの10年をもっていて更新期日が迫っている場合は、DS160のオンライン申請後、郵送による書類の送付も可能です。

今からでもできること

感染拡大がいつ収束するのかは誰にもわかりませんので、旅行の日程を立てるのは難しいです。

申請自体は先送りせざるを得ませんが、今のうちにサポートドキュメントの作成をしておくなどの対応はできます。

例えば日本語の書類に英訳をつけたり、コピーをとっておいたり等です。

日本の役所で発行される証明書類(戸籍謄本や登記など)の有効期限は、日本では3ヶ月と短いですが、海外では6ヶ月まで有効です。

また、会社から発行される在職証明書や休暇届なども可能であればもらっておいて、日本語のものは英文訳を作っておくこともできますね。

面接業務が再開したらすぐにGo!できるよう、今後の米国日本両政府の動きによって、準備しておくと良いかもしれません。

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