植物検疫所リーフレット

令和元年、おめでとうございます。平成時代と同様、どうぞよろしくお願いいたします。

長い休暇もいよいよ後半、海外旅行からお戻りの方もいらっしゃると思います。

個人的な経験ですが、昨年アジアから帰ってきた際に、せっかく買ったお土産を空港で没収されてしまった件につきご紹介いたします。

函館空港の入国審査で

私の最寄りの国際空港は東京(羽田または成田)なのですが、この1月に、フライトの関係で台北→函館→羽田というルートで帰国しました。

空港ラウンジに入るのが好きなので、函館空港到着から直近の羽田便では無く4時間後の便をとって、長めのトランジットとしていました。

ビジネスラウンジではソフトドリンクがあり、wifiもあったしメール返信などの仕事ができました。

函館空港HPより引用

 

しかし、一般の旅行者の行動としてはイレギュラーだったようで、函館空港に着いて国際線から出るところの税関検査で「なぜすぐに東京に帰らないのか?」と聞かれました。

「チケットの関係で」と説明しそれはわかってもらえたのですが、「念のためスーツケース開けて良いですか?」との流れになりました。

どうぞどうぞということで開けたところ、けっこうしつこく(笑)中身を見られ、指摘されたのはマレーシアのホテルでもらったリンゴとスーパーで買ったジャスミン米1袋でした。

厳しい植物検疫

「これは…」という税関職員の表情にこちらとしてはビックリしましたが、考えてみればリンゴなどの果物が、害虫駆除の意味で持ち込み禁止なのは当たり前でした。

それはごめんなさいだったのですが、密閉包装された市販のジャスミン米もダメと言われてしまい、帰宅したらこれでアジアのカレーでも作ろうと思っていたため、がっかりだったのです。

これまで羽田や成田への到着便でここまで調べられたことは無かったので、規制が変わったのかとも思いましたが、それは地方ならではの理由もあったようです。

植物検疫については、国ごとに禁止や制限されている品目があり、これは関税の課税とは別の規制になります。

函館空港は北海道です。北海道は農業を基幹産業としていますので、万一お米に病気や害虫がついていては地域に影響を及ぼしかねません。

食品のお土産を、羽田や成田よりも厳しくチェックするのは当然ですね。

ちなみにデューティーフリーなどで販売している、きちんと防疫検査を受けたものなら、フルーツでも野菜でも持ち込みは問題ないそうです。

町中のスーパーマーケットで買ったお米は、地元での使用を前提にしていますから、持ち込みできるわけありませんね。

口蹄疫や鶏インフルエンザなどの家畜の病気や害虫や病原菌だけでなく、最近は外来種の繁殖による在来種の絶滅危機なども報じられています。

自分の安易な行動により、国内産業や生物に悪影響を与える可能性があるんだなぁと、思い知った経験でした。

 

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