今後、開発が見込まれるマレーシア・サバ州
マレーシアのサバ州は、ボルネオ島の北端、フィリピン寄りに位置します。
私はボルネオ島に行ったことが無いのですが、自然環境に恵まれた地域だそうです。
地図で見ると、マレーシアのサバ州とサラワク州が、お金持ちの国ブルネイを挟んでいますね。
このサバ州とサラワク州は、フィリピン、中国、日本と近いという立地条件、石油、ガスなどの恵まれた資源にも関わらず、本土の他州に比べると経済的に劣っていたそうです。
マレーシア政府はこの地域の底上げを目的とする開発計画を決めており、観光、農業、工業、インフラなどの分野に注力していくそうです。
直近では、日本の企業がサバ州沖に複数の油層を発見したというニュースもあり、今後大きな発展が見込める地域です。
サバ州でMM2H申請
開発とは直接関係ありませんが、サバ州でMM2H申請をお考えのお客様も何組かいらっしゃいます。
サバ州に実際ご滞在経験があり、自然と住環境がとても気に入ったということや、サバ州でMM2H申請をすると本土の他州でも通用するのに対し、本土(クアラルンプール)の申請ではサバ州のカバーはないことなどを教えていただきました。
だったら最初からサバ州で申請した方がお得、というお話しになりますよね。
しかし、実際はサバ州に申請する日本人はほとんどいないようで、エージェントさんも日本事務所はおろか、日本語を話せる業者もいないようです。
マレーシアの英語は多少癖がありますし、日本語対応していないということはウェブサイトなども英語でしょうから、個人申請はおろかエージェント申請でも、コミュニケーションのハードルが高そうです。
でも、ご自身で英訳して書類を準備、サバ州の担当者とやり取りをし、果敢に個人申請を試みているお客様がいらっしゃって、仮申請も目前です。
ところが、このお客様からご連絡をいただき、どうしてもサバ州政府が受け入れてくれなかったのが、結婚証明(戸籍謄本)だとうかがいビックリした次第です。
クアラルンプールのMM2Hセンターでは、日本での婚姻関係を証明する書類は戸籍謄本だということを理解していますが、サバ州では恐らく日本の申請者がまだ少ないため、この戸籍謄本(Family Register)を受け入れず、どうしてもMarriage Certificateでないとダメというそうです。
結局、ご結婚当時に婚姻届を出した役所から「婚姻証明受理証明書」を取り寄せ、提出することで解決できるみたいです。
お客様は「受理の証明書では、その後離婚したら意味がなくなると思いますがね〜」と苦笑しておられました。仕方ないですね。
今後サバ州に申請される方は、ご注意ください。
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