今月発生した大阪地震において、台湾総統がいち早く日本語でメッセージを出したことは記憶に新しいですね。

このエピソードからもわかるとおり、台湾は親日国で知られています。

私も台北に何度か旅行しましたが、まるで国内を旅行しているかのような安心感があり、治安の良さと台湾の方々の親しみやすさを実感しました。

相思相愛の日台

また2月に台湾地震があったときは、sns上に「台湾加油!(がんばれ台湾!)」というメッセージがあふれました。

日本人も台湾に対するイメージは良く、食文化や旅行先としての人気にとどまらず、台風や地震などお互い災害の多い国として、何かあると助け合う姿勢が定着した感があります。

事例:台湾人ITエンジニアの採用

先日、台湾人ITエンジニアの招聘をお手伝いする機会がありました。

都内のIT関連企業でしたが、2名の台湾人ITエンジニアを採用する過程がとてもユニークでしたので、ご紹介します。

この会社様に、台湾で人気のあるユーチューバーから取材を受ける機会があったそうです。

ユーチューバーは日本の会社を訪問し、社内の様子や外国人社員に対するインタビュー、社長さんのインタビューなどを取材、映像をとりました。

数分の短い動画にも関わらず、アップロードされると「この会社で働きたい!」と台湾の若者から応募が殺到したそうです。

結局アメリカと台湾にそれぞれ在住していた、日本で言えば東大クラスの学歴をもつ方を採用するに至ったとか。

このようなマッチングもあるのかと、感心した次第です。

台湾人就労者のポテンシャル

台湾人の100人に一人は日本語を勉強しているそうです。

台北を旅行して、ホテルや観光地の方々が日本語ペラペラだなーと感じるのも当然ですね。

また日本語以外の言語も話せる方が多く、日本企業にとって台湾人材は「日本人の新卒よりも良い」との意見もあるらしいです。

外国語が堪能、もともと親日で日本社会に順応しやすいとくれば、お互いに働きやすい環境が作れますね。

一方で、日本の若者が台湾で学んだり働いたりする機会も増えています↓

当事務所では、ご縁があって日本人の台湾留学をサポートする機会に恵まれました。 日本人が台湾に住んで大学へ通うとなると、留学ビザが必要になりますね。 でも台湾と日本とは正式な国交がないため、台湾の大使館は存在しません。 ではどこでビザ申請するの?というと、台湾駐日経済文化代表...続きを読む

就労ビザ申請

台湾人の雇用には、日本で就労するビザが必要です。

申請者のこれまでの学歴と職歴、これから日本で担当する業務内容が合っていることが、ビザ申請要件の原則となります。

台湾語(中国語)の翻訳・通訳など、台湾人としての感性や教養を生かす職種については、大学卒であればビザがおりる可能性もあります。

ただ翻訳・通訳を担当するということは、ある程度日本語のできる方が想定されますよね。

台湾料理のコックさんなどは別のカテゴリーになり、こちらは実務経験の有無がポイントです。

台湾人の雇用をお考えの方は、こちらもご参照ください。

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