今月発生した大阪地震において、台湾総統がいち早く日本語でメッセージを出したことは記憶に新しいですね。
日本の近畿地方で発生した地震で被害に遭われた日本国民の皆様に謹んでお見舞い申し上げます。
また、被害に遭われた方々の速やかな回復と被災地の早期復旧を心からお祈り申し上げます。
台湾は震災後の動向に注目していくとともに、日本に対して出来る限り必要な支援を行う用意をしています。 https://t.co/60Iz632TaN— 蔡英文 Tsai Ing-wen (@iingwen) June 18, 2018
このエピソードからもわかるとおり、台湾は親日国で知られています。
私も台北に何度か旅行しましたが、まるで国内を旅行しているかのような安心感があり、治安の良さと台湾の方々の親しみやすさを実感しました。
相思相愛の日台
また2月に台湾地震があったときは、sns上に「台湾加油!(がんばれ台湾!)」というメッセージがあふれました。
日本人も台湾に対するイメージは良く、食文化や旅行先としての人気にとどまらず、台風や地震などお互い災害の多い国として、何かあると助け合う姿勢が定着した感があります。
事例:台湾人ITエンジニアの採用
先日、台湾人ITエンジニアの招聘をお手伝いする機会がありました。
都内のIT関連企業でしたが、2名の台湾人ITエンジニアを採用する過程がとてもユニークでしたので、ご紹介します。
この会社様に、台湾で人気のあるユーチューバーから取材を受ける機会があったそうです。
ユーチューバーは日本の会社を訪問し、社内の様子や外国人社員に対するインタビュー、社長さんのインタビューなどを取材、映像をとりました。
数分の短い動画にも関わらず、アップロードされると「この会社で働きたい!」と台湾の若者から応募が殺到したそうです。
結局アメリカと台湾にそれぞれ在住していた、日本で言えば東大クラスの学歴をもつ方を採用するに至ったとか。
このようなマッチングもあるのかと、感心した次第です。
台湾人就労者のポテンシャル
台湾人の100人に一人は日本語を勉強しているそうです。
台北を旅行して、ホテルや観光地の方々が日本語ペラペラだなーと感じるのも当然ですね。
また日本語以外の言語も話せる方が多く、日本企業にとって台湾人材は「日本人の新卒よりも良い」との意見もあるらしいです。
外国語が堪能、もともと親日で日本社会に順応しやすいとくれば、お互いに働きやすい環境が作れますね。
一方で、日本の若者が台湾で学んだり働いたりする機会も増えています↓
就労ビザ申請
台湾人の雇用には、日本で就労するビザが必要です。
申請者のこれまでの学歴と職歴、これから日本で担当する業務内容が合っていることが、ビザ申請要件の原則となります。
台湾語(中国語)の翻訳・通訳など、台湾人としての感性や教養を生かす職種については、大学卒であればビザがおりる可能性もあります。
ただ翻訳・通訳を担当するということは、ある程度日本語のできる方が想定されますよね。
台湾料理のコックさんなどは別のカテゴリーになり、こちらは実務経験の有無がポイントです。
台湾人の雇用をお考えの方は、こちらもご参照ください。
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