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morguefileより引用

ロングステイアドバイザーの横山です。

先日カナダのビザに関わるご依頼があり、調査する機会がありました。

カナダの移民制度には、カナダで永住権や市民権を持つ18歳以上の方がスポンサー(保証人)となり、外国にいる家族が永住申請できる制度があります。

ファミリークラスと言い、スポンサーになる人の両親、配偶者、子、祖父母などが対象となります。

※ご注意 ご両親、祖父母の申請は、現在2016年度分を締め切り、2017年度分を1月3日より受付再開するようです。

カナダはアメリカと違って、移民を広く受け入れる方針をとっていますので、このような制度もあるのですね。

もちろん、スポンサーになる人、永住権を申請する人の両方に審査があります。

カナダファミリークラス申請に関する証明書の英訳について、こちらで紹介しています↓

ロングステイアドバイザーの横山です。 前回の記事では、戸籍謄本(改製原戸籍)についてお知らせしました。 ...続きを読む

配偶者(パートナー)にもいろいろある

カナダの移民局サイトには、ファミリークラス申請について詳しく記載があります。

申請できるのは、スポンサーになる人の子、配偶者、両親、祖父母、その他要件を満たす親族が該当します。

この「配偶者」にはSpouse, Common-law partner, Conjugal partnerの3種類があり、日本の感覚では違いがよくわかりませんね。

そこで、カナダのファミリークラス申請ではどのように定義されているのか、調べてみました。

Spouseとは、配偶者のこと。法律上の結婚相手で、日本かカナダのどちらか、あるいは両方で入籍している人のことです。

Conjugal partnerとは、少なくとも1年以上の関係性のあるカナダ在外の人。

Common-law partnerは、少なくとも1年以上一緒に住んでいる人。

Conjugal partnerとCommon-law partnerの両方とも、Conjugal relationshipがあることが前提になっています。

ちょっとややこしくなってきましたね。ではConjugal relationshipとはどのように定義されているのでしょうか?

カナダのConjugal relationshipとは?

Conjugal relationshipについて、カナダ移民局のサイトでも詳しい説明はありませんが、カナダの移民弁護士さんのサイトで、下記の記載を見つけたのでシェアいたします。

基本的にConjugal relationshipとは、結婚と同じ、つまり一夫一婦の関係で生涯をともにする覚悟がある関係性のことです。

具体的には

・人生をともにする相互関係。

・排他的…同時に複数のConjugal relationshipは存在しない。

・親密であること…性生活も一夫一婦であるよう努める。

・相互が独立している…身体的、感情的、経済的、社会的に。

・永続性…長期にわたり、偽りなく継続する関係。

・夫婦(カップル)としての存在:他人から夫婦と認知されている。

・子育てしている(子供がいれば)。

お付き合いをして結婚を考えている、あるいは一緒に住んでいろいろ検討中、という状態ではConjugal relationshipとは言えません。Conjugal relationshipとは時間をかけて築くもの。人生をともにしている事実は、物を共同所有していたり、生命保険の受取人にお互いがなっていたり、経済面で支え合っていることなどから証明できるはずです。

まとめ

カナダ在住のカナダ人もしくは外国籍の永住権を持つ人がスポンサーになって、日本人が永住申請する場合を仮定してまとめます。

スポンサーとすでに入籍が済んでいる場合は、Spouse=配偶者です。

スポンサーと長いお付き合いと結婚と同様の関係性があり、1年以上同居している場合は、Common-law partnerです。

スポンサーと長いお付き合いと結婚と同様の関係性があるが、カナダに住んでいない場合は、Conjugal partnerです。

Common-law partnerは、カナダ内で1年以上同居していることになりますので、必然的に観光旅行者では不可能で、カナダの就労ビザなどがある人になりますね。

一方Conjugal partnerは、結婚と同様の関係性が1年以上あるけれども、事情があって日本とカナダで分かれて生活している人です。

 

カナダでは移民を広く受け入れている一方で、偽装結婚や国際結婚詐欺の被害を防ぐために、このような細かい設定をしているのでしょう。

 

 

 

 

 

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