続きです。前回の記事はこちら↓
Paypalだけでなく、クレジットカード二種(visaとMaster)にも申請料が計上されたことを知り、正直目の前が真っ暗になりました。
53,900円×3=169,700円が消滅するのですから、タイ人の頼みを安易に受けてしまったことを激しく後悔しても、後の祭り。
自分は海外ビザ申請に慣れているという油断があったのも事実です。
まずは支払いを取消して申請料を戻せる手続きがないかを、インターネット上で探しました。
英国大使館は管轄外
日本人が英国に観光などの短期で行く場合、通常はビザ無しで渡航することができます。
日本人で英国のビザ申請をするのは、留学か駐在または配偶者ビザなどの申請に限られる(=申請者数が少ない)ためか、現在日本にある英国大使館ではビザ業務を一切取り扱っていないそうです。
無理を承知で英国大使館にも連絡しましたが、やっぱりビザ申請に関する対応はできませんとのことで、vfsグローバルに連絡するよう言われました。
ところがこのvfsグローバルは、サイト上に一切連絡先を明示していません。オンライン申請を済ませた人が、次のステップとして面接を受ける機関であるものの、一般からは電話番号やメールでの問合せを受けていないのです。
オンライン申請と申請料の支払いが完了した人に限り、面接の予約をキャンセルするという形で、申請料の返金請求できるページは見つかりましたが、今回は申請自体が完了していないのでキャンセルすべき予約も存在せず、この方法も無理。
英国政府への問合せは有料
vfsグローバルのウェブサイトで紹介されているリンクは、直接英国のイミグレーションのサイトに行ってしまいます。
電話またはメールができるとは言うものの、料金はまたクレジットカード等で払うしかありません。
有料でもカードの決済がちゃんとできれば良いのですが、申請料の決済が失敗したことについての問合せですから、ミイラ取りがミイラになっては困るのでこの方法を試す気にはなれませんでした。
それに英国政府に連絡がついたとして、全く別人であるタイ人のビザ申請料を、日本にいる日本人の私が返金してくれと要求したところで、またそんな複雑な話を英国人の役人にしたところで、すんなり理解されるとは思えません。
恐らく無視されるでしょう。
2018年8月追記
英国ビザ申請トラブルの発生から、3ヶ月以上経ちました。
実は8月末現在で、この問題はほぼ解決しています。
かなりの時間と労力を要したものの、おかげさまで、金銭的な負担を追うことは免れました。
またケガの功名と言いますか、国際クレジットカード決済の仕組みについて調べ、日本で使われているクレジット決済を管轄する役所や、トラブルにあった際の相談先についても多くを知ることができました。
同様の被害にあわれた方がいらっしゃれば事例として参考になるかもしれないと思います。
今回の経験は(多忙につきいつかは未定ですが)詳細をまとめるつもりです。
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