ペットをシンガポール経由でマレーシアへ
「MM2Hをとってマレーシアに滞在するならペットも一緒に連れて行きたい」という方はたくさんいらっしゃると思います。
今回は、日本→シンガポール→ジョホールバルの経路でワンちゃんを運んだときのお話をしますね。
私がジョホールバルにいる間、ペットのワンちゃんを日本から連れてきたお客様は2組いらっしゃいました。
一組はクアラルンプールのKLIA空港経由で。
エージェントが空港でお客様の到着を待機、ワンちゃんが手荷物扱いで出てきたら手続きをするという流れで検疫を通過し、その日のうちにチャータータクシーで約3時間かけてジョホールバルまでドライブしたのでした。
シンガポール経由での手続き
もう一方のお客様は、シンガポールのチャンギ国際空港からジョホールバルに運ぶことを希望。
クアラルンプールから3時間ドライブではワンちゃんに負担が大きいと思われたようです。
ジョホールバルはシンガポールの隣町なので、距離的には近くチャンギ国際空港からは通常1時間程度で来ることができます。
なるほど、ということでいろいろ方法をあたってみたのですが、最初は手続が大変そうに感じました。
日本→シンガポール→マレーシアの経由で動物検疫があるからです。
でも幸い、シンガポール→マレーシアの順番なら、やはり狂犬病の関係か検疫も厳しくないことがわかり、シンガポールには日本からのペット輸入を手がけるエージェントさんもいて、メールと電話で日本語のコミュニケーションができたのも助かりました。
このエージェントさんが言うには、
まずマレーシアの入国許可を取得
↓
シンガポールの検疫所に提出
↓
シンガポールへの入国許可を取る
とのこと。
つまり国境を通過する検疫の許可は、マレーシア→シンガポール→日本の順番で取得することになります。
しかしマレーシアのエージェントがなかなか動きません。
先に日本の出国許可が無いとマレーシア政府が許可を出さない、と全く真逆のことを言うのです。
今回はシンガポール経由のためイレギュラーだからということで説明し、最後はシンガポールのエージェントさんと直接話してもらってやっと理解できたようでした。
お客様サイドではワンちゃんの抗体価検査など済ませ、フライトも予約完了、航空会社にもペット輸送を手配し、できることはしてくださっていたのに、マレーシアの許可がギリギリで(結局は出ましたが)本当にご心配をおかけしました。
ペットを連れての移動当日
そして当日は
早朝6時台に飛行機がシンガポールのチャンギ国際空港に到着
↓
ワンちゃんは検疫所のある別のターミナルに連れて行かれ、お客様とチャータータクシーは9時に検疫所が開くまで待機
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今度は検疫所の担当者が一緒にマレーシアとの国境まで移動
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国境にあるマレーシアの検疫所でマレーシア側のエージェントが書類を渡す
↓
検疫通過、入国
となりました。
朝6時に飛行機が着陸してからジョホールバルのご自宅にたどり着いたのは午後。
クアラルンプールから来るよりも時間がかかってしまいましたが、ワンちゃんもお客様も元気に乗り越えてくださいました。
チャータータクシーのドライバーも、朝6時からチャンギ空港で出迎え(移住なので荷物もたくさんあったそう)検疫所を経てジョホールバル市内のご自宅まで…仕事とはいえ大変だったようです。
ワンちゃんですから当然中華系の業者で、配慮が必要なケースだからと社長自らがドライバーをかってでて、長時間をなるべく揺れないように静々と運転してくれたそうです。
会社としても、マレーシアのエージェントもシンガポールのエージェントも、そしてタクシーもシンガポール経由のワンちゃん輸入は初めての経験でしたが、やってみたらできたじゃん、みたいな感じで結果オーライ、お題を下さったお客様に大変感謝だったのでした。
☆おまけの情報☆
ワンちゃんの輸送は航空会社によって預かる犬種が決まっていますので必ずご確認ください。
日系のJALやANAでは、ブルドッグなどの顔にたるみの多い(笑)犬種は預かれないそうです。
たるみの間に菌が入るかもしれないからなんですって~。
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