外国人の日本での就労ビザの種類
外国人が日本で働く際のビザには、職種や能力によって種類があります。
スキーやスノボのインストラクターは「技能」というカテゴリーで、この「技能」のビザを取得するには、その分野での経験や能力を証明します。
経験や能力を具体的に言うと、スポーツ指導者として合計36ヶ月以上の実務経験があるか、国際的なスポーツ大会に出場経験がある、などです。学歴は問われません。
スポーツ大会の出場経験は、参加者名簿や出場結果を示す書面を提出して証明します。入賞したかなどの結果は問いません。
実務経験は、勤務先から雇用証明を取り寄せていただき、合計で36ヶ月以上なら申請できます。
スキーやスノボは冬のスポーツであり、インストラクターは冬期だけの雇用が多く、シーズンは長くても6ヶ月程度です。
例えばレジャー施設などに雇用されていて、冬はレッスンをもっていても他の時期はホテルなどで別な仕事をしていた場合は、勤務経験は冬期だけのカウントになります。
夏期は別のスポーツ種目を教えていたという場合は、スポーツ全般の指導者経験で、年間のカウントができます。
今回申請した二人とも、実務経験は合計36ヶ月を超えており、問題なく要件をクリアしていました。
北半球と南半球の違い
一点、私自身盲点だったのが、北半球と南半球との季節の違いです。
ニュージーランドで働いた経験があり、このときの雇用証明書が○年の○月という表現ではなく、○年のウィンターシーズンという書き方がしてありました。
ウィンターシーズンは10月から4月頃までかなと思いましたが、念のため確認したところ、ニュージーランドのウィンターシーズンは5月から9月だったのです。
確認しないで10月から4月として申請していたら、入国管理局から指摘されたかもしれません。
世界をまたにかけて働く人は、ウィンタースポーツであっても年間を通して仕事ができるのですね。
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