中小企業アジア展開支援アドバイザーの横山です。
APECビジネストラベルカード、申請する方が世界的に増えているそうです。
そのおかげで、各国の審査や日本の外務省での手続きに時間がかかっており、現在お客様には、申請から6ヶ月を過ぎても待っていただいている状態です。
私も「一度使うと、手放せない」と思っているのですが、それを実感した事例をご紹介します。
APECビジネストラベルカードがどんな時に役立つのかまとめたこちらの記事も合わせてお読みください。
2008年、香港国際空港での経験
3月の初めにプライベートで香港へ行ってきました。
前回香港へ行ったのは、リーマンショックの年(2008年)でしたが、その当時はAPECビジネストラベルカードを持っていませんでした。
深夜に香港国際空港に到着し、長い列に並んでイミグレーション手続きをしましたが、列の少し先に、経済ニュースで今でもよく拝見する、ある大手流通チェーンの会長さんが並んでいるのを見つけました。
「香港に出店する商談かな?こんな偉い人でも並ぶんだー」と、イミグレーション手続きに特別扱いはない、と思い知ったのを覚えています。
しかしその後、私はAPECビジネストラベルカードを入手したことで、もうその他大勢の列に並ばなくても良くなりました。
3年経ってカードを再申請し、今は2枚目を使っています。
日本入国に行列するなんて
今回の香港入国でも、到着便が集中したのかイミグレーションが混雑していたので、APEC専用レーンで楽々入国できました。
でも、今回私が一番APECビジネストラベルカードのメリットを感じたのは、日本帰国時のことです。
香港から羽田空港に到着したのは日曜日の夕刻でしたが、やはり到着便が集中したのか、普段ならサクサクと進む日本人用の列がかなり長くなっていました。
ちょっとお手洗いに行ってから並べば少しは行列も短くなるかな?と、お手洗いに行って帰ってくると、列はますます長くなっていて、なんと自動化ゲートまで行列しているのです。
え~っと思ったところ、端の方にAPEC専用レーンがあるのを発見しました!
これまで、日本入国時にAPECビジネストラベルカードを使う機会が無かっただけで、羽田空港にもAPEC専用レーンはちゃんとあったのです。
もちろん、APEC専用レーンはガラガラで、職員さんも気持ちフレンドリーなような。。。
同じ飛行機で帰国した方々が並んでいるのを横目に、VIP気分で帰国手続きを済ませました。
帰国時にも使えるAPECビジネストラベルカード、アジアへ出張の多いビジネスマンの方には、本当におすすめです。
東南アジアだけでなくロシアや、カナダも対象国(アメリカは現在移行手続き中)ですので、北米への出張にもご利用いただけると思います。
そんなAPECビジネストラベルカードの取得手順は、こちらの記事をご覧ください。
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