MM2H (Malaysia My 2nd Home) 個人申請とエージェント申請の違いについて、続きです。
(①はこちら)
申請→Approval Letterの発行(仮承認)→スタンピング(本申請)の後半についてお話しします。
ビザ取得の時間的な流れをご説明しておくと
書類をマレーシアに送ってからApprovalまでがだいたい3~4ヶ月
その後マレーシア入りしてビザを取得する期限が6ヶ月以内
となります。
ビザをとろうと決めてから、半年~1年かかるプロジェクトとお考えいただくと良いと思います。
Approval Letter
Approval Letterの発行は、MM2Hビザ取得の資格が認められたということです。
待っていればセンターが郵送してくれますが、エージェントがセンターまで取りに行ってくれると早く入手できるでしょう。
Approvalの日から6ヶ月以内がビザ取得の期限となるため、旅行の日程を早く決めたい方は期限も早く知りたいですよね。
ただこれはセンターの問題と思いますが、エージェントがセンターまでレターを取りに行ったにも関わらず、Approvalは1ヶ月以上前に出ていたということもしょっちゅう でした。
スタンピング
スタンピング(本申請)には、Approval Letter や手数料他の支払いに加え、
定期預金の証書、健康診断の結果、医療保険加入証書
をセンターに提示しなくてはなりません。
①銀行口座開設
マレーシア内の指定銀行にMM2H専用の定期預金を一定の金額で作成することがビザ取得要件の一つです。
マレーシアでは海外から郵送での口座開設を受け付けないため、エージェントの手配が無い場合は、ご本人が事前にマレーシア入りしなくてはなりません。
この定期預金作成のサービスを別料金としているエージェントもあります。
②健康診断
エージェントのサポートがあれば、病院を事前に予約、同行してくれるはずです。
個人申請の場合は病院に自力で予約して行かなくてはなりませんが、こちらも個人のブログなどで日本語が通じる病院の紹介がありますので自力でも難しくはないと思います。
健康診断の実費を別料金としているエージェントもあります。
③医療保険加入
エージェント申請の場合は、提携の保険のエージェントを紹介されて加入します。
保険料は実費で別請求されるケースがほとんどです。
個人申請の方はやはり個人のブログを参考にして保険エージェントをご自分で選ばなくてはなりませんが、日本国内で販売している保険にはマレーシアの医療をカバーする商品もあります。
④セキュリティボンド
エージェント申請の場合はエージェントがお客様の申請保証人となります。
個人申請では第三者のサインが必要となりますが、実際はどなたでもよく、たとえば奥様のサインでもかまわないようです。
⑤プトラジャヤへの送迎
プトラジャヤへ行ってパスポートにスタンピングをする手続は、ほとんどのエージェントが送迎、または代行してくれるでしょう。
個人申請の場合は、センターの営業日時を確認してタクシーや電車で行くことになります。
Approval、スタンピングのまとめ
・Aproval Letterの入手(Approvalではありません、念のため)は、エージェント申請の方が早い
・エージェント申請ならスタンピングの際のサポートは全部やってもらえるが料金は別途発生する場合もある
見解
個人申請とエージェント申請、どちらが良いか?
結論としては、お客様が 何を重視されるかによると思います。
時間がない → エージェント申請
手間を省きたい → エージェント申請
経費節約したい → 個人申請
自分で経験してみたい → 個人申請
などなどお客様によってニーズは様々です。英語に抵抗のあるなしでも違いますよね。
あくまでも個人的な意見ですが
申請→Approvalが出るところまでは個人申請もエージェント申請もあまり大差は無い
と思います。
日本在住の方にとって大変なのは、スタンピングの事前手配や手続です。
限られたマレーシア滞在中に、全ての予定をこなすのは相当の準備と時間的余裕が必要です。
時間があって英語にも 抵抗の無い方には、
個人申請でApprovalの後だけをエージェントに頼む
方法をお勧めします。
英語が全くダメ、もしくは仕事が忙しくて時間がとれない方には全てエージェント申請で、それも、日本人が現地でサポートしてくれる業者を選べば間違いありません。
MM2Hの申請では個人情報を全て明かし、その上パスポートを預ける場合もあるのですから、エージェントは信頼できる業者をお選びになって下さい。
次回は、ビザをとった後も続く個人申請とエージェント申請の違いについてお知らせします。
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