はや2年以上経ちました。
APECビジネストラベルカード加盟の全19カ国から、承認がおりるのを待ち続けています。
一番長いお客様は2019年の末頃から、2年4か月超になりますね。
APECビジネストラベルカードに関する、昨年の記事はこちらです↓
ボトルネックはベトナム
当事務所では、毎月10日過ぎを目安に各国の承認状況をモニターしております。
先月までは、パプアニューギニア、ロシア、ベトナムの3国が未承認のケースが多かったのですが、ここにきてパプアとロシアは少しずつ動き出したようです。
ロシアは今、西側諸国から経済制裁を受けており、また出張先がパプアニューギニアという方もレアケースです。
基本的に、みなさまベトナムの出入国でカードを使いたいがために、待ってくださっています。
しかしベトナムの承認審査には、再開の兆候がないのが現状です。
大幅な規制緩和
では現地ベトナムの水際対策、特に外国人の入国規制はどうなっているのでしょうか?
2022年4月5日の実績では、ベトナム国内の新規感染者数は、54,995名です。
同じ日の日本は45,582名、単純に比較すると、日本の感染者数の方が少ないです。
実は私は、知り合いの社長さんがベトナムに長期出張している様子を、Facebookの投稿で見かけておりました。
それでも、日本人がビザなしで滞在できるのは従前から14日間が上限だったことから、この方はビジネスビザをとったから入国できたのだろうなぁと思っていました。
さて、ベトナムへの短期の出張や観光旅行には、ビザなしで行けるようになったのでしょうか?
いざベトナムへ!
なんと、3月後半から大幅に規制が緩和されていました!
結論から言うと、日本国籍者が日本からベトナムに行く分には、ビザなしで15日間滞在することができます。
渡航目的は商用に限られず、つまり観光でも渡航できるようになりました。
さらに、入国時の要件は
・一部の国籍者(日本を含む数カ国、イギリス、韓国、デンマーク、スウェーデン、ノルウェー等)
・到着72時間以内のPCR検査陰性証明
・到着24時間以内の抗原検査陰性証明
となり、ワクチンの接種回数、証明書の有無も問われないとのことです。
さらにさらに、入国後の隔離も再検査もなし、追跡アプリのインストールとアプリ経由の報告だけでよいとか。
詳しくは、在ベトナム日本大使館のHPでご確認ください。
※ただし2022年4月現在、ベトナムから日本への帰国時は3日間待機等の規制がありますので、厚生労働省の最新情報もご確認ください。
日本は周回遅れ
いつの間にか日本は、水際緩和においてベトナムに追い越されていました。
なんとベトナムでは、Covid-19を季節性感染症とするための評価と検討も始められたそうです。
他国との調和を考えるとすぐには無理そうでも、感染状況や集団免疫の獲得状況を正確に調査・評価することは、日本でも早く進めてほしいです。
死亡率の低さやワクチン接種率の高さなど、これまでの国の衛生管理は、ベトナム国民から信頼と支持を受けているそうです。
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