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【MM2H】ペットの犬を連れて行くには?ー動物検疫

ペットを飼っていると、なかなか長期で家を空けられないですね。

マレーシアでなくても海外移住を考える方は、ペットも一緒に連れて行きたいでしょう。

前回に続き、マレーシアへペットのワンちゃんを連れて行く場合の手続きについてご説明します。

 

Google画像より引用

 

マレーシアに入国できない犬種

まずご注意いただきたいのが、マレーシアに入国できない犬種があることです。

 

輸入禁止

  •  秋田犬(Akita)
  • 土佐犬(Japanese Tosa)
  • アメリカンブルドック(American Bulldog)
  • ドゴアルゼンティーノ(Dogo Argentino)
  • フィラブラジレイロ(Fila Braziliero)
  • ナポリタンマスティフ(Neapolitan Mastiff)
  • ピットブルテリア/ピットブル(Pit Bull Terrier/Pit Bull)
    (アメリカンピットブル/アメリカンスタッフォードシャーテリア/アメリカンピットブルテリア/スタッフォードシャーブルテリアとも呼ばれている)

 

輸入規制(検疫の種類が異なります)

  • ブルマスティフ(Bull Mastiff)
  • ブルテリア(Bull Terrier)
  • ドーベルマン(Doberman)
  • ジャーマンシェパード(German Shepard)
    (ベルギーシェパードとヨーロッパシェパードも含む)
  • プレサカナリオ(Perro de Presa Canario)
    (キャナリードッグとも呼ばれている)

 

手続きの流れ(空輸)と必要書類

【手続きの流れ(空輸)】

マレーシア政府から入国の許可証をもらう

許可証他必要書類を出国時に検疫所で提示

出国検査

出国

マレーシア到着

検疫手続き後マレーシア入国

 

【必要書類】

  1. マイクロチップの埋め込み証明書
  2. 狂犬病予防注射証明書
  3. 狂犬病の抗体価検査結果(農林水産大臣の検査施設から発行された証明書)
  4. 狂犬病の抗体価検査に用いた血液の採血証明

以上を出国前に準備してマレーシアに送り、マレーシア政府の入国許可をもらいます。

 

日本は狂犬病清浄国、狂犬病が発生していない国です。

一方でマレーシアは清浄国ではありません(もっとも世界的には清浄国の方が少ないですが)。

 

清浄→非清浄なので、日本から連れ出すのは比較的簡単なはずと思うところですよね。

ところが出国したワンちゃんをもう一度日本に入国させたい、要はご自分が一時帰国するときに一緒に帰りたいという方がとても多いので、一番最初の日本出国時に、マレーシアから帰国時狂犬病を持ち込まないようにする検査が必要なのです。

それが上記(3)(4)の狂犬病抗体価検査です。

 

帰国時に狂犬病にかかっていないことを証明するために、出国前に狂犬病ウィルスに対する抗体の値を検査しておく、とお考えください。

日本には犬の抗体価検査を行う機関が一つしかなく、かかりつけの獣医さんで採血、検査機関に郵送してもらって検査します。

 

結果が出るまで時間がかかる場合があるので、事前に獣医さんにご相談する方がよいでしょう。

また、マレーシア滞在中にも毎年狂犬病の予防接種は受けなくてはなりません。

1年間の期限を一日でも過ぎると帰国できない場合があります

 

【まとめ】

ペットのワンちゃんをマレーシアに連れて行くには、事前の確認、処置が必要。

  • 犬種
  • 狂犬病の抗体価検査

にご注意ください。

 

農水省動物検疫所のページ

次回は、実際にワンちゃんをジョホールバルまで連れてきた事例についてお知らせします。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。この記事が参考になりましたら、この記事を共有していただけると嬉しいです。
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