2022年3月1日、外国人の新規入国ができるようになりました。
海外で待機している外国人の方々は、わかっているだけで40万人もいらっしゃるそうです。
現時点では1日上限5,000名までしか入国できないため、全員の方が晴れて日本に来られるのは、ずいぶん先になってしまいそうです。
ERFSの受付済証?
今回の緩和策で新しく登場したのが、ERFS(Entrants, Returnees, Follow-up System=入国者健康確認システム)という厚生労働省のシステムに登録して取得する、「受付済証」です。
外国人の雇用の場合、この受付済証がないと在外公館で就労ビザが発行されません。
まずは、日本にいる会社様がこちらを取得することが第一歩になります。
申請取得の流れ
昨年11月に行われた事前申請に比べれば、格段に簡単になりました。
2.入国者健康確認センターから返信メールが来るので、その指示に従って証明書をインストールします。
3.メールにあるリンクから入り、社員さんの情報を入力すれば、受付済証は即発行されます。
4.pdfを保存し、社員さん本人や送出しエージェントさんに送ってあげましょう。
登録のコツ
パスポート情報(氏名、番号など)
自宅やホテルなど、入国後待機施設の住所情報
を、お手元にそろえてから臨むとスムーズです。
入国予定日を入力する必要がありますが、出力される受付済証上には記載されません。
フライトなどの関係で、入国日を後日変更しても良い設計になっているのでしょう。
入国は暫定的な日程でも大丈夫ですが、ビザ発行にかかる期間も考え、現実的な日にちに設定してください。
入力ミスをしてしまいました、どうしたら良いでしょう?
当事務所にも、受付済証を即日発行された会社様が、続々とご報告くださいました。
中には元々3月1日に大使館の予約を入れてあり、受付済証を受領して、即日申請できた社員さんもいらっしゃいます。
ただ急ぐ一方で、後から入力ミスがわかるケースも発生しています。
例えばお名前のスペリングやパスポート番号など。。
我々行政書士にもよくあるうっかりミスですが、このままビザが発行されて、後々差し障りがあっても困りますよね。
ERFS受付済証は、再度ログインして再発行が可能です。
ミスに気づいたら外国人社員さんがビザ申請をする前に、正しい受付済証を再送してあげてください。
2021年3月21日追記
当事務所の顧客で、ERFSの取得が遅れている会社様がありました。
なんでも入国後の住所がなかなか決まらないので、ERFSの申請もできないとのことでした。
当方にて厚生労働省に問い合わせたところ、入国後の滞在先は、ERFS登録後に変更しても報告しなくて良いそうです。
受入責任者が居所を把握されていれば、問題ないとのことでした。
ERFSを取得しないとビザ申請ができないので、会社様には、取り急ぎ暫定的な居所にて進めてくださるようお願いした次第です。
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