おかげさまで、登録開業10年目を迎えることができました。
行政書士を目指す人の多くは、何らかの経験や目的があって、資格をめざすのだと思います。
実際同期や先輩の話を聞いても、別の職種で何らかの関連業務の経験があって、独立した人が多いです。
それに比べて私は、確たる背景もあてもなく、せっかく合格できたのだからやってみようかな、という程度のスタートでした。
開業して3年もたない人の典型だったと思います。
注)行政書士は開業して3年経つと、同期の半分がいなくなっている(=あきらめて廃業している)と言われています。
それがここまで継続できたのは、数々の幸運に恵まれた結果です。
もし迷っている方がいれば何らかの参考になるかと思い、この文章を書いています。
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先輩からのアドバイス第3位:プロフィールを入れた名刺を作る
Covid-19の影響で対面営業の機会が激減している今、紙の名刺が役に立つかどうかはわかりませんので、代わりにホームページやソーシャルメディアのプロフィールに力を入れることをお勧めします。
当時先輩が強調されたのは、何でも良いから自分の経験、資格、できることややりたいことを名刺に書いておく、ということでした。
名刺交換のときに話のきっかけになるし、先で何かに繋がるかもしれないからです。
しかし10年前の私に書けることは、
「相続」→祖母二人と実父での個人的な経験
「雑穀アドバイザー」→当時の趣味
「パンと和菓子の講師」→長年お料理教室に通った結果、これも趣味
「英検準1級」→何十年も前の学生の頃の実績
「秘書検定2級」→今や死語
くらいしかありませんでした。
これだけではあまりに残念だったので、全く自信がなかったにもかかわらず、家業の「動物用医薬品輸入卸」も入れてしまいました。
これが後から効いてくるとは思いもよりませんでしたが、先輩のアドバイスに従って、「えぇい、入れちゃえ」と冒険してみた次第です。
先輩からのアドバイス第2位:研修に参加する
新人の頃に参加した研修で学んでいたトピックが、私が初めて収益をもらう業務につながった、という事実があります。
この研修に出ていなかったら到底受任できる仕事ではなかったので、ふしぎなご縁だと思います。
この分野は今でも大切にしており、この研修を提供してくださった先生には、今でも情報やアドバイスをいただいています。
もう、師匠ですね。
もともとのきっかけは、勉強会で知り合った東京会の渋谷支部の副支部長先生から、支部研修に誘っていただいたことです。
現在の参加資格はわかりませんが、当時は、支部会員以外も研修に受け入れていました。
私も含め、別の地域から参加する新人さんが、毎回複数名いました。
渋谷支部の先生方はとても仲が良くて、とにかく楽しそうだったのが印象的です。
仕事も研修も支部活動も、和気藹々とやっておられる様子を見て、がぜん登録するモチベーションが湧きました。
渋谷支部の先生方からは、知識と同時に「登録しても大丈夫だよ~」という、ポジティブなメッセージをいただきました。
先輩からのアドバイス第1位:支部長に挨拶に行く
今でも覚えていますが、登録後、自分の所属する支部の支部長先生にうかがったお話しは、格別でした。
名刺に書いておいた「動物用医薬品輸入卸」は、支部長先生の目にとまり、自分にも大きな気づきがあったのです。
話が長くなってしまうので、この続きは次の記事でお知らせします。
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